AviQtlのお部屋


AviQtlとは...

AviUtl 1.10 & ExEdit 0.92の操作感を踏襲しつつ、AviUtlを超える性能を持つ動画編集ソフトを開発するプロジェクトです。
GPUを使った高速で強力なエフェクトや、VST3やLV2等の音声エフェクトをかけることもできます。
LinuxWindowsmacOS上でビルド・実行できるプラットフォーム非依存設計を採用しています。Carla、FFmpeg、LuaJIT、Qt、Vulkan等が必要です。

インフォメーション

私は2026年度受験生になりますから、開発速度が低下します。ご了承下さい。

ダウンロード

ダウンロード前にご確認下さい
ダウンロード・インストール方法
  1. Qt6全般、LuaJIT、Vulkan実装(Mesa等)、FFmpeg、Carlaをインストールします。
  2. AviQtl-Linux-x86_64-v3.zipをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルを展開します。
  4. AviQtlに実行権限を付与します。
  5. AviQtlを実行します。
タグ 更新内容 ビルド ソースコード 更新日時
データを取得中...

ビルド手順

LinuxユーザーであればBUILD.pyを利用してビルド可能です。

1. 依存関係のインストール(環境に合わせて以下のいずれかを実行してください):

2. ソースコードの取得と移動:

git clone https://codeberg.org/taisho-guy/AviQtl.git
cd AviQtl

3. ビルドの実行:

python BUILD.py

  • Windows、macOS上でのビルド検証は行っておりません。
  • Distrobox内でビルドを行います。ホストの環境でビルドしたい場合はBUILD.pyはご利用になれません。

フィードバック・バグの報告

新しいイシューを作成して下さい。些細なことでも、開発に大きく役立ちます。既にあるイシューを確認していただくことで、解決する場合もございます。

貢献

貢献に関する同意事項
  1. AviQtlをフォークし、フォーク済みのリポジトリをcloneします。
  2. cd AviQtl
  3. git checkout -b fix/some-change
  4. 変更を行います。
  5. git add .
  6. git commit -m "変更内容"
  7. git push -u origin fix/some-change
  8. Codebergでプルリクエストを作成します。

Q & A

開発のきっかけは?

OSの壁と決定的敗北

私が愛用するCachyOS上でAviUtlを運用しようとして失敗したことがきっかけです。AviUtlのためだけにWindows環境を維持し続けることは私にとって受け入れがたいものでした。

肥大化したエコシステム

理由は違えど、AviUtlを「仕方なく」使い続けている方は少なくないはずです。長年の拡張によって肥大化した「ハウルの動く城」のようなエコシステムは、不満を抱えながらも手放すことができない存在となっています。

プロジェクトの目標とミッション

私は、鹿児島県立甲南高等学校の課題研究において、この現状を打破すべくAviQtlの独自開発を決意しました。

個人的な目標: Domino、VocalShifter、REAPER、AviUtlをはしごすることなく、Linux上のAviQtlのみで音MADを制作すること。

AviQtlのミッション: AviUtlを「仕方なく」使っている方々の最適解になること。

名称の由来は?

AviQtlは、「AviUtl」と「Qt」を組み合わせた造語です。AviUtlの操作感を継承しつつ、QtによるモダンなUIとクロスプラットフォーム対応を実現する設計思想を表しています。

アイコンの由来は?
Qt + AviUtl = AviQtl

AviUtlとQtを組み合わせた本プロジェクトのアイデンティティを表現しています。

なぜAviUtlのクローンを開発しているのですか?

AviQtlは「AviUtlの再発明」ではありません。AviUtlを強く意識していますが、その中身は全く異なります。

鳥瞰図AviQtlAviUtl1ExEdit2
基盤技術Qt Quick/VulkanWin32 APIWin32 API
並列処理モデルデータ駆動型並列処理シングルスレッドマルチスレッド
メモリ空間64bit32bit (最大4GB)64bit
プレビュー描画VulkanGDIDirect3D
音声エンジンCarla (VST3/LV2等)貧弱貧弱
プラグイン方式LuaJIT/C++/QML/GLSLLua/C++LuaJIT/C++
対応可能OSLinux, Windows, macOS等WindowsWindows

AviQtlはExEdit2も解決できない構造的弱点を根本的に覆します。

1. ECSがもたらす「データ指向」の革命

従来のオブジェクト指向(OOP)的なマルチスレッドでは、各クリップを「オブジェクト」として扱い、メモリ上のあちこちに散らばったデータを読み込むたびにレイテンシが発生します。AviQtlのECSは、データをメモリ上に「隙間なく、連続して」配置し、CPUのキャッシュ効率を極限まで高めます。

2. メモリ管理の「近代化」と「一貫性」

C++23のスマートポインタ(RAII)とアロケータ最適化を採用し、AviUtlのプラグインごとにバラバラだったメモリ管理を一元化。原因不明のクラッシュを構造的に最小化しています。

3. Qt6 / QML による「疎結合なUIアーキテクチャ」

UIスレッドとレンダリング(Vulkan)スレッドを完全に分離。重いレンダリング中でもタイムラインの操作が一切妨げられず、High-DPI環境でもUIがぼやけることはありません。

4. クロスプラットフォーム・コア(OSからの自立)

特定のOSに縛られ続ける制作上のリスクを排除。Linux上で真のパフォーマンスを発揮できるのはもちろん、他OSでもコアを書き換えることなく最大のパフォーマンスを得られます。

Linux以外のOS(Windows等)でも動きますか?

AviQtlのコアはクロスプラットフォーム(C++23/Qt6)で設計されていますが、現在は私のメイン環境であるCachyOS向けに最適化しています。将来的にWindows/macOSへのネイティブ対応も公式に行う予定です。

AviUtlのプラグインやスクリプトはそのまま使えますか?

いいえ。仕組みが根本から異なるためバイナリレベルでの互換性はありません。しかし、LuaJITを採用しているため、スクリプトの移植性は高く、AviUtl以上に柔軟な拡張システムを備えています。

開発を手伝いたいのですが、何から始めればいいですか?

ありがとうございます!以下のような形で貢献いただけます:

課題研究が終わった後も開発は続きますか?

はい。このプロジェクトは私の「音MAD制作をLinuxで完結させる」という目標から始まっています。研究期間終了後も、私自身のメインエディタとして、そしてAviUtlの代替を待つ方々のために開発を継続します。

関連リンク

AviQtlは、多くの素晴らしいプロジェクトの上に成り立っています。この場を借りて、感謝を申し上げます。

AviUtl 非自由 本プロジェクトがリスペクトしている、KENくん氏開発の動画編集ソフト「AviUtl」の公式サイトです。
Carla GPLv2+ VST3やLV2等の音声エフェクトをホストするためのバックエンドとして利用しています。
AviQtl AGPLv3+ Codeberg上のメインリポジトリです。開発の最前線であり、ソースコードや最新リリースが公開されています。
FFmpeg GPLv2+ 動画・音声のデコード、エンコード、変換を司る、映像処理の要です。
LuaJIT MIT 非常に高速なJITコンパイルが可能なLuaエンジンで、エフェクト記述や拡張機能に使用しています。
Qt GPLv3 UI/UXの構築にQt QuickおよびQMLを採用し、クロスプラットフォームで軽快な操作感を実現しています。
Remix Icon Remix Icon License v1.0 AviQtl内のシンボルアイコンに採用されています。
Vulkan Apache 2.0 GPUを最大限に引き出し、リアルタイムでの高度な描画とエフェクト処理を支える基盤APIです。
Zrythm AGPLv3 音声プラグイン(Carla等)の対応において、実装を参考にしました。

使用上の注意

AviQtlはGNU Affero General Public License Version 3に基づいて公開されている自由ソフトウェアです。